歯周病は進行状態により治療も様々ですが一番大切なことは毎日のブラッシングと定期的にチェックすることです。ひどい状態でも治療後、その2つをきちんと行っていくことで長い間、お口の健康を保つことができます。
歯科の二大疾患(虫歯と歯周病)は早期発見、早期治療とよく言われてきましたが、これからは早期発見、長期観察というのも大切なことと思っています。
少々な病気であれば、それを承知の上で上手に付き合っていく、というこでもあります。例えば虫歯のCO(初期の虫歯)であれば削ったりせずに歯ブラシを頑張ってもらい、フッ素を利用し長期観察していったり、歯周病に関しても少々の問題の場合ではブラッシングと定期的なスケーリング(歯石の除去)、PMTC(専門的な歯間の機械的清掃)で長期観察していくことがケースによっては可能です。
自分の判断で長期観察する事は危険なので、もし何か気にしている点があれば一度掛かかりつけの先生にご相談されることをお勧めします。
■ 症例 1
治療前
歯周病により歯ぐきが赤く腫れ歯と歯の間に隙間ができています。 口臭もこの時には見られます。 |
治療後
歯垢をとりブラッシングも上達し、歯ぐきの状態が改善されました。その後、矯正治療を施し、歯並びも美しくなり、プラークコントロールしやすくなっています。 |
■ 症例 2
治療前
歯周病により歯が抜けて放置していたため、前歯が出っ歯のようになってきています。 |
治療後
歯周病の治療を施し、奥歯の咬み合わせを改善させ、又、矯正治療も行い歯並びも美しくなりました。 |
■ 症例 3
治療前 | 治療後 |